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雑記「徒然思草庵」

I more, You more, more more ユーモア!!

無題

なにかの仕事で、とある新興宗教の施設に来ていた。
そこの炊事係をしている昔の彼女を見つける。
動揺しているが、向こうは気づいているのかいないのか素っ気ない。
教団はなにかの儀式をしている。
本日の仕事が終わり、家に帰ることになる。
信者たちは炎を囲んで乱交している。
彼女のことを考えたが、なにもできずに帰宅する。
翌朝、儀式が過熱しすぎて建物が焼けたと知らされる。
信者も多数亡くなったそうだ。
あわてて施設に向かう。
焼死体がまだ残るなか、彼女の安否が気になる。
彼女が無事との情報が入る。
儀式には参加せず、夜のうちに帰宅したらしい。
けれども会いに行くことができない。
自分の意気地のなさを呪う。

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マヨイガ

駅に降り立ったら、そこは広い屋敷の中だった。
日本家屋である。
広く、天井も高い廊下に立っていた。
長く、廊下が続いている。目隠しの意味合いもあるのであろうか。途中途中に家紋が抜かれた暖簾が揺れており、そのせいでどこまで伸びているのかわからない。
「僕」は歩き出す。
廊下の両側にはぽつぽつと「部屋」につながる戸が並んでいるが、どれも閉じているため、本当にそこに「部屋」があるのかわからない。むしろ、その部屋ひとつひとつがひとつの「家」で、そこに誰かが住んでいるのではないかと思えてならない。
誰かがいるような気がするのに、そこは「無人」だと根拠もなく感じていた。
そして、なぜかここが「熊本」である、と思った。
なぜかはわからない。「九州」であるのは間違いないと思った。
なぜなら、「彼女」と旅行にいくつもりだったからだ。
その証拠に、僕が駅だと思い込んで出てきた戸の脇の壁には、それら地名を示すポスターが貼ってあった。
「彼女」は小柄なショートカットの女の子だ。「僕」の隣に、並んで歩いている。
「彼女」は過去にお付き合いしたことのあるどの女性でもなく、それ以前に現実世界のどの特定の人物でもないようである。
けれども僕は、これまでに何度か夢のなかで一緒にいることがあった。
それ以上は知らない。名前も、僕らの関係も。
ただ他人ではないとは思うし、毎回隣にいるし、会話もしているのでそれなりに親しい関係なのだろう。
廊下は途中で折れ曲がり、または分かれ、僕は不思議な気持ちで歩いている。
たとえばこの廊下はどこまで続くのか、とか。あるいはこの戸の奥や、分かれ道の反対側の暗がりの方はどうなっているのか、とか。もしくは、ここは本当に建物なのだろうか、こんな大きな建物などあるのだろうか、ひょっとしたらこれは街で、往来を歩いていて、途中でわかれたのは路地で、障子戸はそれぞれ別の建物あるいは住居なのではないか。
そういう疑い。けれどもそういったものを、僕はあまり正直に顔に出さない。たぶん隣に「彼女」がいるからだろう。臆したり、不安がったりするのはかっこ悪いと思っている。冷静な男でいたいらしかった。
隣で彼女は興味津々に「すごいね。すごいね」と言っている。
そのうち曲がり角で、雨どいが壊れていて、そこから水がぽんぽん跳ねているのを見つける。
水が玉になって、本当にぽんぽん跳ねているのだ。その玉が固体になって、その場にいくつも落ちていた。一見するところビー玉のようだ。
「あれ、もらってってもいいかな」
彼女が僕にたずねるが、ただの雨水のはずだし、けれどもそうならなぜ固形になるのかわからないけど、そんなものをほしがるというのもなんというか。
正直言って、「別に良いんじゃない」という気持ちと「誰のものか知らないからやめとけ」という気持ちがあった。
とてもきれいそうに見えるのだけど、なんだか汚いような気もした。

「どうぞ、ご自由にお持ちください」

突然背後から女の人の声がした。
ふり返ると、上品そうな着物姿の女性が立っていた。
にっこりと微笑んでいる白い顔。赤い唇。細い一重の目。
この家には誰もいないと思っていたから、僕らはとても驚いた。
彼女は困ったような、窺うような顔で僕を見て、確認を求めてきた。
「もらえば?」と言うと、「じゃあひとつだけ」と彼女はそのビー玉にしか見えない水の玉をつまんだ。
それを見て女性は、うれしそうに微笑んでいた。
まるで飴玉のようだな、と思っていたら、彼女はそれを口に含もうとした。


そして目が覚めた。

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さらば

宇宙戦艦ヤマトの夢を見た。

なんか、通信で女の人の声で、
「経費削減のため、これからは艦長はハリボテの立看板になります。声はこっちから出すので、気にせずこれまで通り運行してください」
と言ってた。
沖田艦長リストラだった。

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ブラジルに気をつけろ

割れたラーメンどんぶりを、両手で抱えて立っているのはぼくだ。
どこにでもある、誰もが目にしたことがあるはずの、外側が赤くて内側が白い、鉢形のどんぶりだ。内側の縁には四角いぐるぐる模様が一周していて、底には下手くそな龍の絵が書いてある。
そうした絵柄まで見えるのだから、つまりは中身は空である。
落としてしまったのか、それがぱっくりとふたつに割れているのだ。
下からすくうように持っていないと、器としての形が保てない。
とはいっても割れているわけだし、この状態で液体が入れば割れ目から滲みだしてくるのはあきらかである。
それになにより空なわけであるから、わざわざ持つ必要もないわけである。
なのにぼくは、そんなどんぶりを持って立っている。
ただ立っているだけではない。
焦っている。それも非常に。
学校に遅刻しそうなのである。寝坊したのだ。
田舎ゆえに電車の数は一時間に一本以下という環境のため、その一本の電車を逃すと遅刻は絶対である。
夢の中のぼくは学生だった。
とっくに卒業した駅裏にある専門学校に通っている。
そのとき、ぼくはある可能性に気づく。
田舎ゆえに、乗り換えが必要な駅のこと。路線が少ないため、目的の駅までは電車通学は遠回りしなければ行けないこと。
距離的な問題で言えば、直接向かったほうが早く着くのではないかと思ったのだ。
ぼくは自転車を持っていた。
実際問題、自転車で電車に敵うわけはないのだが、そこは夢なので少しもおかしいとは思っていない。そもそも自転車で通える距離でもない。
それどころか、両手でラーメンどんぶりを持っているにもかかわらず、自転車をこげると思い込んでいるあたりもさすがは夢である。
しかもその自転車には、なぜかナビがついていた。これで知らない道も迷わないだろう。
肩掛けバッグにジャケットを二枚引っ掛け、ぼくはナビを操作すると、大急ぎで学校へ向かう。
途中、山道に茶屋がある。
茶屋である。時代劇とかによくある。
しかしながら、店員さんは現代風のおばさんだ。にこにこしていて感じが良く、優しそうだった。
お客の姿はなく、人の良さそうな顔でぼくと目が合った。
心配性のぼくは、ナビに表示されてはいるものの、ナビでは表示されないような地元ならではの近道や裏道などの存在を疑っていたから、それを使って少しでも早く着けるのではないかと、わずかな期待を抱いてその店員のおばさんに道をたずねたのだ。
おばさんはぼくのナビを見て、「これでいいと思う」と言う。彼女は他の道を知らないようだった。
それなら仕方ないとぼくは、あきらめて茶屋を後にしようとする。
するとそこに、半袖ポロシャツの、ちょっと軽い感じのおっさんが現れる。
常連らしく、おばさんが「○○に行きたいんだってさ」と言うと、おっさんはぼくのナビに別のルートを示してくれる。
「この通りに行けば近いぜ」
にやりと粋に笑う。
ナビを見ると、たしかにそれに従うと、大通りまで最短でショートカットできるようだ。
やはり地元民にしか知らない道があるものだと感心しながら、ぼくはお礼を言って先を急いだ。
しばらくナビに従って進むと、一軒の古本屋に着く。
ナビはその古本屋を貫いてルートを描いているのだ。
一応店内を覗くと、古い木造の建物で狭い。白髪交じりの店主が、機嫌悪そうにこちらをにらんでいた。
「…これから食事なんだ。それまで閉店だよ」
蕎麦かなにかが入ったどんぶりを持って、店主は二階へ行ってしまった。
無人の店で、ぼくは途方に暮れた。
茶屋の客に嘘の道を教えられたんだろうか。
少しだけいらついて、文句を言ってやらなければ気がすまないと思ったのか、ぼくは大急ぎで茶屋に戻った。無駄足ではあるが、正しい道があるならちゃんと聞いて行ったほうが近いと思ったのだ。
おっさんはまだ店にいた。
「ここで行き止まりでしたよ」
皮肉っぽく言うと、おっさんは意地悪そうな顔で「ここがこのルートの一番のヤマだからな」と答える。
「店の中を通るんだ」
しかも平然と不法侵入を勧める。
ぼくもぼくで、それは悪いことだとわかっているのだが、そういえば店主は二階に行ったから、いま忍び込んでもバレないだろうなとか考えている。
それほどまでにこのショートカットは、本来通らなければならないぐねぐねした道を無視して行ける最短の道なのは間違いなかったから。
だからつまり、いましかない、と思ったのだ。
時間もない。
ぼくはまた急いで茶屋を飛びだす。
その背中に、おっさんの言葉が追いかけてきた。
「ブラジルに気をつけろ」
ふり返るが、おっさんはにやりと笑ったきり食事を続けたので、ぼくもそれ以上追求はできなかった。
どういう意味だろう。
わからないまま、古本屋に戻ってくる。
そこでぼくは自転車を手放す。
家の中を通るので、自転車は無理だ。
店は無人。
カウンターの脇には、店主がのぼっていった階段。その横に、暖簾の掛かった奥へとつながる廊下がある。
店と住居がくっついているというか、住居の一部が店になっているのだろう。
音をたてないように、こっそりと廊下に出る。右はたぶん台所。左は居間だろうか。居間のほうから人の気配がする。家族がいるのだろう。
見つかったら大変だ。
そして正面は、おそらく勝手口。
慎重に歩を進める。
古いドア。ノブを回したときに音はしまいか。蝶番が軋んだりしないだろうか。
ゆっくりドアを開ける。
目の前には裏庭。そして裏口が見える。
そのまま静かに外に出ようとしたその時。
防犯ブザーが鳴り響くいた。驚いてふり返ると、頭上にセンサーらしきも見える。
やばい!見つかる!
しかしこのサイレン、なにか変だ。
大慌てで外に飛びだしたぼくは思った。
なんで防犯ブザーの音がサンバのカーニバルの音楽なんだろう。

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ハウスシェアマンション

どこだったんだろうな。
ちょっと好きだった人がいて、でもその人には彼氏がいて、なんだけど僕は信頼されてて、ハウスシェア?て言うのかな。そういうのをしたんだ。
僕はこっちの二間続きの和室と洋間を使うから、きみはこっちの広い洋間を。
L字に折れ曲がった廊下。途中に僕の部屋のドア。奥にあの人の部屋ドア。たぶん新築で、きれいな家。外観はわからない。一回も登場しなかったから。マンションだったかもしれない。
どきどきしていた。たぶん幸せだったんだろう。
けれどもその人は引っ越してきて、いくらも経たないうちに妊娠がわかって、ごめんなさいと言いながら引っ越して行ってしまったのだ。
ぼくはいいよだとか笑って、心配しないでとか力強く、心の中は空っぽで。
しばらくしたらその人のいなくなった部屋に、付き合ってた彼女がやってきて、僕ら一緒に暮らすことになったんだ。
いい部屋だね、ときみが言うので僕は泣き笑いのような顔で、好きなだけいたらいいよ、と言う。
彼女は笑っていた。


モデルはいないんだけど、夢って不思議で、なぜか「このひと知ってる」って思うことがよくある。
このひととは付き合ってるんだ、いま。みたいな設定も自然と浮かんで受け入れてしまうことがある。
なんなんだろうね。

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NAME : 香津宮裕介
HP : 偽書[香津宮綺譚]

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