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雑記「徒然思草庵」

I more, You more, more more ユーモア!!

もっとも近い異界

この頃、異世界スレばっかり好んで漁ってたから、いつか自分も巻き込まれるのではないかと、ひそかに怖い期待をしてる。

じつはわたくし、トイレが怖いひとです。
昔ここにもあげたけど、我が家のトイレのドアには地獄絵図が浮き出ていると、幼少時からのトラウマでございます。
業火に焼かれる何人ものひとがおります。家族で泣き叫んでいるのも見えます。
おばあちゃんやおねえちゃんの肌が焼けただれていきます。
子供ながらの想像力で、一度そう見えてしまったものは、大人になってからもなかなか消えません。

ましてやトイレというのは、神様がいらっしゃいます。
わたしの知るかぎり、住居において台所とトイレには固有の神様がいらっしゃるみたいです。
昔から神聖とか神秘の意味合いがあったのかもしれません。

それにくわえ、トイレというのは基本ひとりになる場所です。
公衆トイレならいざしらず、ご家庭の厠は、ドアを閉めたら隙間もございません。
つまり、どこともつながっていない、完全に切り離された空間にいることになります。
それが余計に怖くて、子供の頃は一刻も早くトイレから出たがったり、ドアを閉めて用を足すことができなかったりしました。

さて。
トイレは「もっとも身近な異界」とは、昔から言われておりました。
昔は汲み取り式ですし、その便壺はどこにつながっているとも知れない、ねっとりとした闇です。
そこから手が伸びてきたり、「下の世界」の住人とうっかり目が合うなんてことも、まああるようです。
ちなみに我が家も、昔は汲み取り式でした。二回ぐらいスリッパを落として怒られた覚えがあります。



ところで、そういった不思議なことは子供の方に多いようでして、
かくいうわたくしも「あれは夢かも知れぬ」という前置きで、
そういえば子供の頃に空飛んだことあるわー、みたいなのは以前書きましたが、
やはり便壺が異界とつながっていたのか、かつて一度だけこちらを見上げている「下の世界」の人を見たことがあったような気がします。
ケツも拭かない、電気もつけたままトイレから逃げだした記憶です。
いまでは水洗になってから相当経ちますし、なんか出てきたら水に流す心持ちなのですが。

見えないから怖い、というのはわたくしずっと思ってることでして、その闇こそがひとの想像力をかきたてるものであることには疑いの余地はありません。
水洗の行く先なんかは、絵本の『うんちくんのぼうけん』とかで知るとしても、大概興味はありません。
それは「見えない」からです。
矛盾というか言葉足らずなんですが、「見えないもの」より「見えるもの」の方が想像しやすいです。
すなわち、便壺は中途半端に見える。
この中途半端しか見えないからこそ、想像の懐があるわけでして、それが手だったり異界だったりするのではないかと思います。


トイレには不思議なことに、怪談がつきまといます。
有名な『トイレの花子さん』にしかり、『赤マント』やその派生の『黄色いチャンチャンコ』または、やはりそれらの派生など。
はっきり言って、トイレの怪談は定番で、その数はトップクラス。
あの狭い空間に無数の住人がひしめきあってるのを想像したら、もうぞっとしてしまうわけですが。

わたくしも以前働いていたデパートのトイレにまつわる不思議な話を知っているのですが、それはまあ別の機会にするとしまして。
話は変わりますが、ひっそりと身近なひとから体験談を収集してまして、いつかひとり百物語やりたいなぁと思ってたりします。
『百奇録』てタイトルだけは考えてるんですが。

で、まあトイレです。
個室です。
前にも言った気がしますがわたくし、『妖隠録』でもちょっと告白してますけど、風呂の蓋、洗濯機の蓋、トイレの蓋を開けるのがとても怖いひとです。
だめです。
それはさておき。
お店とかにあります洋式一個しかないようなトイレに入るたび、
ドアを閉めてそれまで聞こえていた外界の音が途絶えて、完全に切り離された感を味わうわけなんですが。
いや、そもそもトイレは個人の空間ですから当たり前なんですけど。
なんか。
用を足して外に出たとき、そこがはたして自分の知っている世界なんだろうかと不安になることがあります。
たとえば、自分だけトイレに取り残されて、じつはとっくに世界は滅んでいたとか。
あるいは、開けた瞬間、目の前がまったく別の場所だったとか。
そういう妄想というか不安が、最近とみに活発化しています。
特に、ある特定のトイレに入ったときだけその徴候は強いです。
ひどく嫌な予感のするトイレです。しかし、都合上使わざるを得ない場所です。
だからもしある日、突然ブログやTwitterの更新がなくなったりしたら、もしかしたら…と疑ってください。
あらかじめここに、その可能性を記しておきます。
くれぐれもどうかよろしくお願いします。


















ちょっとトイレ行ってくる!

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Comment

無題

  • NONAME
  • 2013-10-25 18:04
  • edit
『百奇録』って、『妖隠録』の怪談話ヴァージョンということですか?

じゅるり

Re:無題

  • 香津宮裕介 〔管理人〕
  • 2013-10-27 19:01
ただの怪談話です!俺が語るだけかもしれませんw

無題

  • 無顔
  • 2013-10-28 21:55
  • edit
汲み取り式のトイレの怖さは今の若い人は知らないかもしれませんね。水洗が当たり前の時代だからこそ恐怖も際立ちますね。

Re:無題

  • 香津宮裕介 〔管理人〕
  • 2013-10-29 19:07
あれはやばいですねー
臭いし怖いし暗いで3Kだと思います。
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